一日目の行程では11か所400㎞以上を走破し巡りました。
神社まずは香良洲神社から。32番目
地図のルート表示の一番右のポイントです。
朝の5時8分に到着しました。
予報では曇りのち雨、雨の覚悟をして
まだ明けぬ暗い時間に出発し、まさに
「ぬばたま明けて・・・」のスタートになりました。
今回の参拝ツアーのテーマは結果として「紀伊おからすさん巡り」。
ワカヒメを追いかけて紀伊半島を回るとなぜかこうなりまりました。
平均的日本人と同じく特にカラス好きという訳じゃありませんので以外というか。
アマテルカミの兄弟であるワカヒメを祀るお社がなぜ「香良洲神社」なのでしょう。

そんなはてな?を追う旅になりそうです。
伴走するように天を疾駆する雲。

二の鳥居を入って拝殿が見えてきたとき、足もとにカラスの羽根が落ちているのを発見。
おカラスさんに、いにしえの故事にならって行うあることについて、何らかの方法で御指図をいただけるようにお願いしていたところ、参拝する前から早々にご返事をいただけたようです。ありがとうございます。

この本殿の向きは南を向いています。祭神はワカヒメと御歳神です。
御歳神さんはどなたであるのかいろいろな説があります。ソサノオの子にオオトシクラムスビという方がおりいわゆる大歳神さまと言われています。その子が御歳神で、孫が若歳神と言われています。これはたぶん役職名であるのですよね。詳しい説明もなく、現在の神社に伝わる由緒では、大歳神、御歳神、歳徳神(中国思想)、トシノリタマメすべてが集合してしまってはっきりしません。後で参拝した葛木御歳神社が全国御歳神の総社であり、その宮司さんに伺ったお話などものちのち参考にさせていただきます。
ホツマツタエにはワカヒメのオクリナであるトシノリカミ(歳徳神)、クニトコタチノカミの子、トシノリタマメの名が見られます。香良洲神社の相殿神である御歳大神とはやはりワカヒメの称え名(役職)であると私は思うんです。
総社では、ワカヒメのお社が末社扱いで坐します。祭神は御歳神で相殿として大歳神、タカテルヒメです。トリノリカミ(歳徳神)としてオクリナされたワカヒメがこそ祭神なのでは?と思えます。関係性で言えば、大歳神はワカヒメの甥に当たり、タカテルヒメは甥の娘でワカヒメのお弟子さんなんですよね。アマカミとの関係の深さが随分異なります。
まあ。。。神社とは地域の鎮守さんですから、神さまの格で祭神が祀られる物でもないのかもしれません。ただ、大歳神についても御歳神についても多くの情報が残されているわけではないのです。御神徳が文献に残っているワカヒメが祭神だと考えるのが自然かと思う訳です。
その葛木御歳神社ですが、京都の上鴨神社、下鴨神社を含めた全国鴨社総社の中社という位置にあるのですよね。つまりヤタガラスと密接に関係する神社なのです。御歳神が相殿に坐します香良洲神社は、「おカラスさん(ヤタガラスや烏天狗)」とやはり深い関係があるという事なんでしょうか。
晩年、高照姫、下照姫とワカヒメ自ら称え名する弟子のタカコとオクラ、二人とも鴨社の祭神に坐します。いったい、どんなやり取りが歴史のひと幕をつくっているのでしょう。
少し斜めに相対するように神宮さまが坐します。
北の方角を向いているのですが、正確な方位を調べておりません。
神宮さまが北向きとは珍しですよね。
拝殿の左隣に烏勧請。

立て札にこうあります。
「香良洲神社はこの烏勧請が何時代から行われたかは記録にないが本田の西方にあった(香良洲町史より)おそらく神事を行ったと思われる。那智大社や熱田神宮にはある。」
那智大社といえば、夏の火祭りは烏扇を使った古式豊かな風情を今に残しているそうです。
そして小香良洲社。
2013年に本殿が雷にあった時には、仮の本殿を務めたようです。
ワカヒメさまの荒魂だという事です。

他の「こがらす神社」を調べると、祭神はタケズミ、神武天皇、コノハナサクヤヒメなど様々です。烏天狗の長がヤタガラスと言われる大きなカラスで、神武東征の先導役を担ったと言われます。小ガラスということは、ヤタガラスの子分の烏天狗のことを言うのでしょうか。けれども、アマテルカミが信頼を置いた分身の1人であるワカヒメが「ヤタガラスの子分」であるとはどうも考えにくいんですよね。納得が行きません。
肉食を止めさせるためにイナゴをバラまき民を困らせた御歳神とは、ひょっとしてワカヒメの荒魂なのかもしれない。
ホツマツタエの1アヤにもあるように、ワカヒメは「ホムシサル、ワカノマジナイ」なる術で虫を追い払っていますが、逆にイナゴを呼び寄せることもできるはずです。ワカヒメの荒魂が御歳神なのかも、、、?と思えるお話しです。
※荒魂は神の荒々しい側面、荒ぶる魂である。天変地異を引き起こし、病を流行らせ、人の心を荒廃させて争いへ駆り立てる神の働きである。神の祟りは荒魂の表れである。Wikiより
さて、こちらは浜の宮で海神・蛭子神が坐します。
沢山並ぶ摂末社。ココだけは写真をいただきました。コトシロヌシのエミス神ではなくヒルコヒメのお社だと思いました。

この後、もう一回カラスの羽根が足もとに。カラスの羽根ってあんまり見たことが無いんですが、ココで二度も続けて見るとは。それだけ、カラスが多いという事も言えますけどね。
(ただ、この神社だけ特にカラスが多いかは疑問の余地)
一回だけでは半信半疑でしたが、またまた「OK」サインがきました。
なんと、カラスの羽根が香良洲神社のご神体だという話も耳に入り背中を押してきました。
ありがとうございます。幸先よいスタートです。
少し行ったところに双山神。かわいらしい。

ココは日清・日露戦争の碑とありました。。。

神社香良洲神社(三重県津市)
祭神 稚日女尊 御歳大神(相殿神)