二日目の行程です。
神社15カ所目熊野本宮大社。46番目
12時5分到着。

当地ソサの国でイサナミは4番目の子を産み落としました。
その子はカンの虫が強く、泣きわめくわ暴れるわ、それはそれは大変な子どもでした。
それでなくともツクヨミを産んでから次第に身体が弱って、ソサノオの出産後も肥立ちが悪く臥せっていることの多いイサナミでした。
一度は捨てた1人娘のヒルコヒメがソサに住むようになりソサノオの母親代わりのようなものでした。思うようには抱っこもしてもらえない母と、姉への思いが強いのはそういった訳があるのでした。
暴れん坊のソサノオは国で様々な問題を起こしては母を心配させました。
ソサノオの罪は自分のヲエクマ穢れのせいと思い詰め母は一心に罪を背追って祈るための宮を造りました。
それが熊野本宮大社です。

そしてある時、ソサノオの悪さが過ぎ、放った火の子が本宮に燃えうつって最愛の母はその炎の中で亡くなってしまったのです。
そんなことがあり、父イサナキの根の国、サホコ国を治めよという言いつけも聞かずソサに居座っておりました。母を弔う気持ちがあったのかもしれません。
ややもして、トヨケ神を詣でる折り一目ぼれした姫との縁談を断られたのを根に持って、アマテルカミの宮でキサキの姉妹と密通するという事が内宮の耳に入りました。それを処分することを不服に思い暴れたために内宮の妹であるアマテルカミのキサキひとり、ワカヒメハナコが亡くなってしまいます。
これまで寛大に接していたアマテルカミもこれをゆることはできず、ついにソサノオは下民に落ち諸国をさすらう、サスラオになるのでした。
今や、ソサの地はアマテルカミの御子クスヒがイサナミを祀っています。
悪行を尽くしたかに見えたソサノオでしたが、その後ヤマタノオロチを退治してイツモの国で落ち着き、見事に改心して子孫は繁栄の道を歩みます。
第五子のオオナムチはイツモ国、第六子はオオトシクラムスビ、第七子はカツラギヒトコトヌシとして大和はカツラギの地を治めます。
ソサノオの人気はなぜかとても高く全国で多くの神社に祀られています。

世の中のヲエクマを一身に受けて立ったのはイサナミだけではなくソサノオその人だったのかもしれません。身代わり地蔵的な気持ちで憐れみを感じてしまうところがあるのかも。

その意味ではこの熊野本宮大社は家都美御子大神(けつみみこ)として祀られることが相応しいと感じられます。
ソサノオの神上がりについては記述が無いようですが、ひょっとしたら母が自分を守ってくれた本宮大社で神上がりしたのかもですね。

上は、参道の階段途中に坐しますお社です。
ご挨拶と共に参拝コンプリートをお許しいただきました。
やっと雨が上がり加減になり、光が降り注ぐ感じがして。。。

神社熊野本宮大社(和歌山県田辺市)
祭神 家都美御子大神