神社行者堂。152番目。
ご無沙汰していた大宮神社に行き、気になっていたお社をお参りしました。

境内からはよくわからないのですが、駐車場に出るとその端が見えるので、いつもお参りしそびれていたのですが。

行者堂でした。
祭神は役 小角(えん の おづぬ)。
Wikiより
飛鳥時代から奈良時代の呪術者である。姓は君。 修験道の開祖とされている。
役氏(役君)は三輪氏族に属する地祇系氏族で、加茂氏(賀茂氏)から出た氏族であることから、加茂役君(賀茂役君)とも呼ばれる。役民を管掌した一族であった。
舒明天皇6年(634年)に大和国葛城上郡茅原(現在の奈良県御所市茅原)に生まれる。父は、出雲から入り婿した大角、母は白専女。
役行者は、鬼神を使役できるほどの法力を持っていたという。左右に前鬼と後鬼を従えた図像が有名である。ある時、葛木山と金峯山の間に石橋を架けようと思い立ち、諸国の神々を動員してこれを実現しようとした。~天皇に役行者が謀叛を企んでいると讒訴したため、役行者は彼の母親を人質にした朝廷によって捕縛され、伊豆大島へと流刑になった。

ちなみに修験道について。
「修験道」とは、山へ籠(こ)もって厳しい修行を行う事により、様々な「験(しるし)」を得る事を目的とした神仏が融合した宗教で、山を神として敬う日本古来の山岳信仰と神道・仏教・道教・陰陽道(おんみょうどう)などが習合して奈良時代に成立した日本独特の宗教である。開祖は役小角(えんのおづぬ)だが、役行者(えんのぎょうじゃ)と呼ばれることが多い。
役行者は舒明-皇極-孝徳-斉明-天智-弘文-天武-持統-文武時代を生き、それはおよそ飛鳥時代と重なるんですね目
いわゆる山伏?艱難苦行を行なって、山岳が持つ自然の霊力を身に付ける事を目的としています。
現代の山伏さんに、友人の知り合いということでお目にかかったことがありますが、法力が強く土地や人から霊的作用を取り除くこともお仕事の一つにされていました。ごく普通のビジネスマンの姿だったのですが。
修験道は全国に広がっていましたから、神社の一角にこうしたお社がおかれていることは珍しくないのでしょう。先日お参りした甚目寺観音の秋葉堂の中にも秋葉三尺坊大権現の左手に祀られています。
ここ大宮神社にもあったのですね。
その右には秋葉堂が建っています。153番目。

秋葉さんと深いつながりがあるようですね。
祭神は火之迦具土神です。参考→十二神社日出神社星宮社
ちなみにカグツチを祭神とする神社には秋葉神社(本社浜松市)と愛宕神社(本社京都市)がありますが、どうちがうのでしょう?
どうも、秋葉さんの方は神仏習合時代からのもので、江戸に人口が密集してきた時、江戸の華といわれた「火事」を防ぐために秋葉信仰は「秋葉大権現」として広がったようです。甚目寺もそうですよね。愛宕神社の方は習合した表現ではなく生粋のカグツチ信仰なのかもしれません。
秋葉大権現の左となりに行者さんというコンビ。
行者さんが火の神の使い手だったのでしょうか。イサナミのように火を操ることができたのかもしれません。
アグニ・・・インド神話の火の神。生まれてすぐ両親を食い殺した。太陽・稲妻・祭火・怒りの炎・霊感の火。
アータル・・・ゾロアスター教の火の神。人間に知恵と安寧をもたらし、世界を邪悪から守護する「勇敢で善き戦士」
サラマンダー・・・火の精。一部のサンショウウオが焚き火や野火などに遭遇すると湿った地面に潜り表面の粘液で火傷を防ぐ性質があるため、まるで火の中から這い出たように見えることに由来する
オグン・・・ブードゥー教の軍神、火の神。ローマ神話マルスに近い。
シウテクトリ・・・アステカの火の神、年の神。神々のうちで最も古きもの
カグツチ・・・日本の火の神。
プロメテウス・・・ギリシア神話の火の神。天界の火を盗んで人類に与えた
火の神とはもともと善も悪もすべて飲み込むような要素があったのでしょう。
火はスープを温めてくれますが、強すぎれば火災になります。
陽は体を温めてくれますが、強すぎれば旱魃になります。
神話の中にも邪神として描かれることも少なくないようです。
火の取り扱いにはとっても注意が必要なんですね。その意味で火の神をコントロールできる法力をあてにして役行者が坐すのかもしれません。
神社秋葉堂(東海市大宮神社境内)
祭神 火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)
神社行者堂(東海市大宮神社境内)
祭神 役行者(えんのぎょうじゃ)