神社神前神社(かみさきじんじゃ)。226番目。

社伝によれば、東征の途中伊勢から海を渡ってこの地に立ち寄った神武天皇を里人が小船に桟橋を架けて出迎えたことから、以来この地を「神嵜(亀崎の地名の由来)」と称したということです。
亀崎の氏神さまですね。

港から、スカッとまっすぐに拝殿、本殿へと上っています。立派です。
まずは、お祓い戸になる多賀神社へ。


長い参道の先は、亀崎の港を見降ろせる高台。



拝殿の左右に、国指定の重要無形民俗文化財である、潮干祭りに曳きまわされる山車の大きな額が掛っています。
毎年5月3日4日と行われる祭りは、半田人のお祭り気質の中でも荒っぽいようで、神社HPにも『お祭り狂の詩』なる掲示板もあります。
ゴールデンウィークの中日で平日でもこの日ばかりは学校もお休みするほどだとか。
クライマックスは「海浜曳き下ろし」といって、一車づつ海に入っていくのですね。
その後神前神社の鳥居前の祭り広場で、からくり人形のお神楽が奉納されるそうです。

天満宮、神明社と書かれた社標が左側にあり、階段を上ると本殿祈祷所があります。
今の時期ですから、高校受験生でしょうかね。

こちらが本殿です。
祭神 神倭磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと 神武天皇)
拝殿から廻り、本殿への階段を上る前のところに井戸があります。

東海地方随一と言われる子どもの神さまとして名高い神社です。
虫封じの井戸覗き行事は6月1日~8日まで行われます。

井戸といえば、東浦の伊久智神社にそばにも生路井(いくじい)という井戸があります。
こちらの神社も育児専門ですが、どちらかというと安産の方ですかね。コノハナサクヤヒメさまですから。神武天皇の曾祖母さんです。生路井に関してはヤマトタケの伝説が残っています。
拝殿の右側には境内社が並ぶのですが、気になるのはこちらの筆。

廃筆納 とあります。筆供養の碑です。
その隣には天神様のお使いのお牛さま。


御首社(みくびしゃ)
眼の神様 
珍しいですね。首から上を司る御首神社は大垣にもあります。平将門の首が京都でさらし首になったが、恋しい故郷に飛び帰る途中の美濃で南宮大社の祈祷により射落とされた、その場所が大垣の荒尾であり、その魂を鎮めるために建てられたのが御首神社だと伝わります。首上に関してご神徳ありということです。

山ノ神社。

高根龍神社。
青体龍神社。
八方白水龍神社。

恵毘須社。
大国主社。
にぎやかですね。

海亀大明神。
招福開運 延命長寿。

御鍬社。
半田市誌によると、神前神社の境内社は
山神社 大山祗命  11月7日
神明社 天照皇太神 無
御鍬社 豊受姫命  11月7日
蛭子社 蛭子命   旧2月20日 文政7年2月25日
多賀社 伊邪那美命 旧2月初午
となっています。が、現在の行事と照らし合わせても、祭神の変更が行われていることが伺えます。八方白水龍神社や御首社、海亀大明神は市誌に記録ない新しく勧請された神さま、もしくはこの地に降りたった神さまですね。
蛭子社はどうやら恵毘須社に変更になっているようです。境内社の面々から見てもヱビス神ではなくヒルコ神だと思われるのですが。市誌の編纂は1989年と新しく、祭神の変更はいつ為されたのか。。。
大国主=ヱビス神は素晴らしい神さまですし、写真でもわかるように大変愛されてにぎやかになっています。私も大好きです。漁師の町だからタイ釣りの福神さまが祀られてまったく違和感もありません。
けれども、ヒルコ神の影が薄くなるのはちょっとさびしいかな。
神社神前神社(半田市亀崎)
祭神 神倭磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと 神武天皇)