コモリ神(子守神)

 

今も、あの時代も、お世継ぎの悩みは尽きることがありません。

血脈が途絶えることはお家断絶、というほど深刻な問題でした。日本は母系社会であった、というのはどうでしょう?平安時代の暮らしぶりをみてそう言う説がありますし、元来日本語自体がはっきりと5つの母音をベースに構成されているのですし。けれども、ホツマツタヱに見えかくれするお世継ぎへの心配の仕様は、血脈でご先祖様の遺伝子を辿る要素になるY染色体やDNAのことを知っているとしか思えないような勢いです。

 籠守勝手神社(愛知県一宮市) 勝手神は産婦人科医です。

 

アマテルカミは、イサナキ・イサナミの間にやっとできた最初の子ヒルコヒメを捨てた後、散々祈った末に生まれた継子でしたので、みずから世継ぎのあやを織り込もうと考えるものうなづけます。世継ぎのあやを授けられたのはアメノコヤネとクシヒコの子コモリらでした。アメノコヤネはタケミカヅチの所のたったひとり生まれたヒトリヒメの入り婿にはいっぐらいで、ここも世継ぎの悩みがありました。世継ぎが生まれにくい理由として民を指導する立場にたつ臣や君が多くの人の念を受けやすく子だねが上手く育たないからだということにも言及しています。アメノコヤネとの子を身ごもったヒトリヒメは18男18女を上手に生み分けて設けたので「コモリ」の称え名をもったコモリさんに生み分け子づくり実践の教えを請うたのでした。

 

コモリさんが御祭神の神社はそれほど多くはありません。

籠守勝手神社も御祭神は今、別の方ですしね。でも冠神社ですからもともとは関係していたと思われます。

 

産み分け法について関心のある方はホツマツタヱ「よつきのるのとことのあや」をご参考にどうぞ。息の数などで男か女かを診断してますね。あと、こうすれば女の子、こうだと男の子ができるっていうことも書いてあったりして驚きます。