ノアが漂着した地へ。ノラヴァンク修道院

教会 旧約聖書「ノアの箱舟」で知られるノアが漂着した地への誘いを受けて始めてアルメニアという国へ足を踏み入れ三日目いよいよ大詰めの行程に入りました。

※写真は同行者撮影のものも含まれています。

ご提供いただきましたことをこの場をお借りして感謝申し上げます。

赤い山肌の裾に建つ、通称”恋の教会”


門をくぐって右側に視界が広がります。

山に向かってハチュカルが並ぶ道。

登っていくと牧師さんが現れて由来などの案内をしてくださいました。


戦争が終わる度に新しい教会を建てていた時代。学校の役割りもあり、俗世間から離れた高台に造られていました。ノラワンクのノラ→新しい、ワンク→修道院という意味です。4-5世紀に教会が建てられましたが、今は辛うじて壁の部分が残っているだけ。その隣に1216年、新しい教会が建てられました。この新しい教会は聖アストゥサツィン教会といい、通称”恋の教会”と呼ばれます。

恋の教会といわれるようになった物語。

当時、貴族の娘でとても美しい娘がおり、アルメニアで有名なモミックという建築家がその娘に恋をしました。娘の父は3年以内にこの高台に教会を建てたならば娘を嫁にやると約束します。モミックは自分のこだわりを貫き通し、その土地の石でなく遠方から石を運ばせながらも3年で教会を完成させたのでした。1321年の大規模な地震で壊れたものを再建したのがモミックだったのです。聖アストゥサツィン教会。

しかし娘の父は娘を手放すこができません。建築家モミックは娘の父の謀事によって、その教会から突き落とされて亡くなってしまいました。以降、その伝説が伝わり、この教会に入ったものは恋が成就しないとの言い伝えとなったそうです。

恋する建築家モミックが亡くなったのは、このちょうど裏側です。

1階は霊廟となっていて、二階に教会があります。

教会に登るには四つ這いになって登らなければなりません。

降りるときはやはり、後ろ向きに降りるのが決まりだそうです。

そのような嫉妬深い貴族の援助で建てられたとは。
なんともやるせない物語ではあります。
 

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