ところで、家は「消費」なんでしょうか。
それとも「投資」?もしかして「浪費」!?
いやいや「収益」カモ!

こんにちは。
家族づくり家づくり建築士久田貴子です。

家は人生の中で最大の買い物と言われています。
家をどうとらえるかで人生が変わるといっても過言ではないんです。

家という買い物の価値

人はなぜ家を欲しがるのでしょうか。
大和ハウスが行った2014年、20歳から59歳の住宅購入検討者824人へのアンケートによると

・子どもや家庭のために家が欲しい(30.2%)
・もっと広い家に住みたい(30.2)
・持ち家のほうが自由に使えて気兼ねがないから(28.6)
・家賃が高くてもったいないから(26.8)
・老後の安心のために住まいを持ちたいと思った(24.9)

というような理由が上位を占めていました。

「その心は?」
・子どもを庭(土)のある家で育てたい。家族が仲良く団らんできる家に帰りたい。
【家は家族をはぐくむところ、帰る居場所】

・決められた間取りに不便や不満を感じて余計に窮屈に感じる。
【自由に不便なく暮らしたい】

・マンションだと上下左右の住人に気兼ねする。うるさいと文句言われる。内装を自由に変えられない。
【自由にリラックスして暮らしたい】

・どうせお金がかかるなら資産になったほうがいい。
【ステイタスになる】

・根を張って安心して暮らしたい。
【最後に帰る場所が欲しい】

こうしてみると人は、一日の最後に「帰る場所」
そして「自分でいることができる場所」を家に求めていると言えそうです。それこそが家の価値だということです。

ただ、現実はどうでしょう。

家が悩みを生み出すお荷物に!?

子どもや家庭のために家を持ったのに、ローン支払いのために妻もパート、子どもたちは習い事でせっかくの新築住宅ももぬけの殻、ということも起こり得ます。家は新しいけれども、庭の手入れが行き届かずに草ぼうぼうの荒れ放題、ということになれば、家庭のために買った家のために苦しめられるという本末転倒が起きてしまいます。帰る場所をつくりたかったのにおかしなことになります。

不自由なくリラックスして過ごしたい、と思っても休みたい土日に子どもの用事で駆り出されますし、そもそも自分一人になる場所そのものがないということも。お金が回らず放置していた庭造りをやらされるし、草はむしってもむしっても勢いよく伸びてくるし、隣の落ち葉がこっちに落ちてきて、ストレス一杯!なのに、たまに子どもの投げたボールが向こうに入って花を傷めちゃって怒られて。一軒家でも気兼ねが必要なのね。

根を張れば張ったで、相続なんかの悩みの種にもなる。
相続する人もなく、空き家となるケースも続出しているので、国も空き家対策に頭を抱えている。ほんと、これでは苦心して建てた家もお荷物そのもの。

なーんて夢を壊すつもりはありませんが、家にまつわる悩みが尽きないのですね。

家がどんな価値を自分に与えてくれるのかは、造る前によく考えておかないとね。
自分が持っている価値観と異なった家を手に入れてしまったらそれは悩みを生み出すお荷物になってしまうかもしれませんから。

そうなったら、やっぱり携わったものとしては悲しい限りです。

家はつくるもの。家族もつくるもの。

そもそも、家はつくるものです。
買うものじゃないんですよね。

家をつくるのは一大イベントであり、大変な労力を伴います。なにしろ土地が決まってプランが決まって、建築が始まり工事完了して引き渡すまで1年ぐらいはかかりますが、その間、建築士も工事業者ももちろん建築主さんもギリギリのところで理想を追い求めて仕事をしていくんですね。

「家がどんな価値を自分に与えてくれるのかを考えてみましょう。」と言いましたが、厳密には違います。

家の価値をつくるのは建築主さんとその家族なんです。
自分たちが一生懸命につくった家だから思い入れもあるし、その価値が高くなります。自分たちの家がたとえお隣と比べて小さいモノであっても、誇りを持てると思うんです。

あなたの家は消費、投資、浪費のどれですか?

まずこの質問に答えてくださいね。

 

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