ホツマツタヱに登場する神々について書いています。
今日は姫神のお話です。

粘着質でわが身の不運を嘆き、人に嫉妬してしまう。そんな神様もいます。
嫉妬するパワーをプラスに変える魔法をもつ姫神です。

イワナガヒメ(磐長姫尊 石長比売)

イワナガヒメはいわゆる不細工な姫で、天孫と結婚した妹にあやかろうと自分も妃に・・・と願ったけれども家に帰されたことで妹を妬んで罠を仕掛けた姫です。そんなイワナガヒメも神社に祀られることで硬い心がほどけたことでしょう。
今では、イワナガヒメの策略がかえって夫婦のきずなを強めた縁結びの神様として祀られる神社もあります。悪役を務める神様もいるということですね。

イワナガヒメを祀る神社

貴布禰総本宮 結社(京都市)
住所 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
ご祭神 磐長姫命

皇大神社 岩長姫命社(福知山市)
住所 京都府福知山市大江町内宮字宮山217
ご祭神 岩長姫命

雲見浅間神社(静岡県賀茂郡)
住所 静岡県賀茂郡松崎町雲見386-2
ご祭神 磐長姫尊 (画像はイワナガヒメが山頂に鎮座する烏帽子山)

伊豆神社(岐阜市)
住所 岐阜県岐阜市切通12番49号
ご祭神 石長比売

伊砂砂神社(草津市)
住所 滋賀県草津市渋川2-2-1
ご祭神 伊邪那岐命 素盞鳴尊 寒川比古命 寒川比女命 岩長比賣命 (画像は滋賀県神社庁HPより)

さてさて。
このイワナガヒメですが、ホツマツタヱには八岐大蛇と化したハヤコヒメの生まれ変わりとの記述があります。時代的には孫世代になります。ハヤコヒメは八岐大蛇としてソサノヲに切られヤスカタカミとしてソサノヲにより祀られました。今では祓戸大神としてもいろいろな神社に鎮座しています。

安鑼神社(草津市)
住所 滋賀県草津市野村5-26-20
ご祭神 速佐須良比売 素盞鳴尊

ハヤコヒメの物語 
出雲の地にヤマタノオロチが出没し、アカツチ(ナカツツヲ)の娘ハヤスウヒメ、アシナツチの娘らが次々と殺されます。殺されたのはソサノヲの嫁候補に名が挙がったヒメたちでした。ソサノヲがまだアマテルカミの弟としてタカマにいたころ、アマテルカミの妃の一人であるハヤコと仲良くなりました。許されざる関係を知った内宮のセオリツ姫が、放っておくと反逆の火種になると踏み、ハヤコらを宗像へ蟄居させるという事件が起きました。ハヤコはソサノヲに「あなたが天下をとれ!」とささやいていたのです。
おさまらないのはソサノヲでした。ハヤコらが遠方に”島流し”の憂き目にあいもうソサノヲの擁護者は居ませんでした。タカマで暴れた結果、アマテルカミの后の一人で内宮の妹であるワカヒメハナコが亡くなります。
そうして下民に落ちたソサノヲでした。
宗像に追いやられたハヤコは怒りの炎を爆発させ、ソサノヲの嫁候補への嫉妬と相まって恐ろしいオロチと化していったのです。
最期には改心したソサノヲが、ハヤコがオロチと化したのはわが身の不徳の致すところと、ソサノヲ自らの手でオロチを退治して、最後の嫁候補の稲田姫を救い、嫉妬に焼かれたハヤコは愛するソサノヲの手で切り刻まれて大地に還ることとなりました。しかし、不思議といえば八岐大蛇の尾から出たムラクモ剣でした。
この剱はヤマトタケにより「草薙の剱」に変化し「八剱」という荒魂を出現させました。
ソサノヲのシャドウともいえる八岐大蛇を自ら克服して得たものは、日本の象徴となる宝物として大切にされることになったのです。

イワナガヒメの物語
こうして大地に還ったハヤコはオオヤマズミの娘として再び誕生します。生まれ変わったら醜くて、結婚の決まった妹を破談に追い込もうと奸計を図ります。妹のアシツ姫は、姉の罠にもめげず火災の産屋の中でしっかり3人の男の子を生み育て、コノハナサクヤヒメと讃えられ夫婦の絆は強固になりました。

この二つの生から、イワナガヒメの働きが少し見えてきます。
生きていく「業」を克服した先におおきな宝物を手にすることができるということ。
業の深い生き方をしたハヤコヒメはソサノヲの礎を築いたし、イワナガヒメはコノハナサクヤヒメに「国の母となる覚悟」を決めさせたのでした。

ただ、苦しい人生だっただろうなと。
嫉妬心が強いと「オロチ」になるなんて知らなかったにせよ、八つも頭のある
オロチに身をやつすなんて、誰もしたくない。
人を成長させるためとはいえ、本当にお働きご苦労様でしたことです。

「いやいや。祓戸大神の面々はみんなそうだよ。」という声が聞こえてきそうです。

神社浴情報メルマガはこちら

3ステップ応援 ♪いつもありがとう!
①ボタンをクリック!
②サイトでの右下順位が出たらそれをクリック!(ちょっとタイムラグ有)
③私のブログタイトルをクリック!で完了♪♪ありがとうございます!!
↓↓↓