デュアルライフ という言葉がよく聞かれるようになりました。
「主婦という稼業を持っている自分には関係ない」と思っています?
でも、50年以上も前に小さい子どもたちを持ちながら、週末の家を持っていた女性がいました。「子どもと離れるなんて」「自分一人で行くなんて」
私がその本を読んだのは子どもがまだ5歳と1歳の時。
夢の暮らしのように思ったものでした。
『海からの贈り物』Byリンドバーグ夫人
初の大西洋横断飛行を成功させたリンドバークの奥様は、6人の母親で作家でした。
初版は1955年と言いますから、日本では戦後10年の時を経ていました。
この本は当時ベストセラーとなったそうです。
私が読むきっかけとなったのはシュタイナー保育園の母子勉強会「マリアの会」のメンバーからの紹介でしたから、出版後40年ぐらいは経過していたのですが、すごく斬新だったことを覚えています。そのエッセイで語られることは普遍的でもあり共感できました。彼女のライフスタイルに激しく憧れました。
リンドバーグ夫人は、子どもと離れて一人の時間を過ごす別荘を持っていました。一人の時間が彼女にたくさんの天恵を与えたのです。
私もセカンドハウスをもって、天恵に満ちた暮らしをしてみたい。
そう思いました。
二拠点生活のメリット
あの時の「一人の時間」への渇望。
あの渇望があったから、今のデュアルライフが実現したのだとおもいます。
なりたい自分を、やりたいことを意志することって、ほんとに大事。
あの本が、私の具体的な夢の暮らしを表現していてくれ、私はその姿に自分を重ねるだけでよかったのです。
そうするといずれ実現してきます。
ボードに欲しいモノやしたい暮らし、住みたい家をピンナップしなくても叶うんです。
気が付いたら私はデュアルライフを満喫する身になっていました。
デュアルライフの何がメリットって「一人の時間」にどっぷり浸かることができることなんですが、目指すものは「安堵と自由」です。この二つが同時にあることが私的ミニマルであり、どちらか一方が欠けたら困りますが、その二つさえあれば、私は幸せなんです。
安堵と自由が同居する家族づくりが、だからとっても大事です。
「安堵と自由自在」が欲しいものを引き寄せる
「安堵」には「安心」というような永続性がなくて、現在ただ今深く安らぐという意味があります。中今の感情です。
「自由」も自在がつくと中今の在り方になります。
この二つが同時存在する地点が「ゼロ磁場」なんです。
家族から離れて一人の時間を得るデュアルライフは「無限時空」。
セカンドスペースの作り方
セカンドもなにも、自分のスペースなんて世界のとこにもないわ!
ということもあるかもしれません。
子ども時代に個室があったのに、家族持ちになったら「ママの部屋」「書斎」なんてないですからね。
そういえば『逃げ恥』では、お風呂場がみくりのお仕事部屋でしたっけ。「落ち着くんで」とかいっていました。
それでいいと思います。おトイレ、お風呂場、キッチンは一人を満喫できるもってこいの空間です。「水」があり「火」の要素もある。リラックスする場であり、身も心も自由でいられます。家の中でも「自分一人になれる場所」を複数つくりましょう。それが、将来の「別荘」「セカンドハウス」「オフィス」「ホテル住まい」への呼び水になります。
私の場合は具体的にセカンドハウスとして定着するまで3回引っ越しをしながら固めていきました。
固めるって何を?
デュアルライフ、当たり前でしょっていう家族づくりをね。
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