櫛田神社(福岡市)

巫女さん 櫛田神社(福岡市)

 

友人が参拝した神社写真を鑑賞します。

 

くしだ、と聞いて頭に浮かんだのは「クシイナダ姫」でした。

さて、どんな由緒のお社なんでしょう。

博多の総鎮守だそうなので、普段から賑わいのある神社なのでしょうね。

有名な博多山笠祭りや博多どんたくが行われるのはここなのですね!

 

櫛田神社

 

 

立派です。

祭神 中殿 大幡主大神(櫛田大神)

    左殿 天照皇大神

    右殿 素盞嗚大神

 

櫛田大神については天御中主命の19世孫との説あり、もともとは櫛稲田姫を祀るとされる説あり・・・。祇園山笠祭りはソサノヲへの奉納ご神事とされることを思えば、クシイナダ姫が主祭神であってもなんら違和感はないですね。

櫛稲田姫はソサノヲを男にしたアゲ妻ですもんね。真ん中にデーンと。

青天狗さんと赤天狗さんはやはり祓いのため?

黒天狗さん、茶天狗さんもいますね。

 

創建は757年に松坂の櫛田神社を勧請したことが始まりといいます。

ということは、ご祭神は大若子命で、理美容業界の信仰を集めるということです。

勧請した理由はよくわかりません。

ソサノヲに関しては後に戦勝祈願成就の際に勧請されたようです。

 

最近、武蔵國一宮氷川神社、十和田神社の熊野大権現と、ソサノヲが関係するお宮を参拝することが続きました。

 

熊野では生まれてから少年期を過ごし暴れん坊のアマツカミであったと思います。世の穢れをすべて背負う宿命を思えば、やるせなくて荒れるのも当然なのかもしれません。

氷川神は、シタタミとして世の地獄を味わった後懺悔してタカマに復帰した清々しさが満ちています。

 

こちらのソサノヲはどうでしょう。

出雲のクニツカミの性格が、社殿や祭りなどによく表現されている気がします。

多少荒ぽいけれども表裏がなく、やるときはやる男神でした。民に愛されていたのです。

こんなにいろいろな顔を持つ神様もそう多くはないでしょう。

サスラオとしてどこをどうさすらったのか。

クニツカミとして朝鮮や他にどの国を領土にしたのでしょうか。

 

中東のスサという地域を治めたのはソサノヲだという説もあります。

日本の伝承の中にもみられ、それをあながち否定できないところもソサノヲの魅力ですね。 

 

 

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

「ことしの鎮守様調べ」フォーム

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

ページ上部へ戻る