小さいころ家にはヤマサ神がいて家族の暮らしを守っていました。
家族の中の一番上座にいる。それが神さま。
神様は「家族」なのでした。お彼岸にはおはぎを作って真っ先に神様に上げ、
鎮守の森のお祭りでお寿司をつくれば、まず神様に上げ一緒に予祝しました。神様と暮らすにぎやかな暮らし。
神様と喜ぶ和(やわ)する毎日。それは日本の暮らしの原風景です。
当たり前の暮らしの中に神様がいた、という子ども時代から結婚してマンション暮らしになり、神様と別れてませんか?
それでも神前結婚式、お宮参り、七五三、初詣など折々に神社へはご挨拶に行き、家を建てるとなれば地鎮祭をして神様をお祀りして土地を祓います。
お正月には鏡餅を飾り、11日になれば鏡開きをしてぜんざいをいただくという習慣は今でもやっている年中行事です。春の祭りやお花見では、秋の豊作を前もって神さまとともに祝います。
そういうものって、信仰ではなくて習慣なんですね。私たち日本人が宗教を持たないといわれていても一本筋が通っているのはこの「神様とともにある習慣」のためなのです。
神さまとともにある超カンタンな習慣作り
こんにちは!
いそのみや化推進建築士 久田貴子です。
神さまとともにある人と暮らしを応援します。
これから、家をいそのみやにするいろいろな方法をこちらでお伝えしていきます。
いそのみや化の手法は大きく分けて
「人へのアプローチ」
「場へのアプローチ」の二通りあります。
「人へのアプローチ」は健康、習慣化や家族づくりがあります。
①おそうじ ②お料理 ③ことばかけ という3ステップでとっても簡単です。
人を介して神様とともにある感覚を身に着けていきます。
「場へのアプローチ」は地鎮祭や家祓い、ジオパシックストレス中和、いそのみや化などの技術が確立しています。
① 祓い
② 五魂統合
③ 言霊
次の3ステップでいそのみや化する方法を各々のケースに合わせてお伝えします。
考え方は①おそうじ ②お料理 ③ことばかけと同じことです^^
どちらもステップの意味は同じです。なんですが、生活習慣を身に着けることは「大変だな」「努力が必要?」という心配もありますよね?その点、場所をいそのみや化する方法は正しく行えば誰がやっても一瞬で変化が出るものです。
家に神様を招待しましょう!
冒頭にある「ヤマサ神」とは、人の暮らし、日々のないわいを守る神さまのことです。かまどの近くには火伏の神さま、トイレにはハニヤスヒメ、水場にはミツハメ。まさに八百万の神々が神集めに集まって祝詞し、くさぐさの罪ごと咎を祓い申し、清め申すというわけです。
家に神様を招待しましょう!
”いそのみや化推進”とはつまりそういうことです。
いそのみやについての深い意味につては追々お話していくとして、まずは今いる場所を「いそのみや」にする一番早い方法が神様をご招待することなのです。
家の中の神さまの御座所 神棚
記憶をたどると、床の間のある座敷には神棚があり、真ん中に天照大御神、水屋には大国さんと恵比寿さん、かまどの神さまと、トイレの神さまと・・・いったい何柱の神さまと暮らしていたのか。
毎年暮れに氏神様にお参りする際に昨年のお神札を納めて新しいお神札をいただき、またこの一年おうちに鎮座していただきます。神様が鎮座していただく場所が神棚です。神様のおうちですね。
神棚にもいろいろありますが、江戸時代あたりから御札が広く頒布されるようになり神社を造営する宮師さんにより小型ながらも品格の整った神棚が置かれるようになりました。
現代神棚事情
大きな会社の屋上や庭の一角には神社が祀られ、もうかっている殆どの会社には神棚があるし、神社巡りもとても盛んです。けれども、ニューファミリーのマンション住まいが増えて、神棚がないという家もますます増えています。
戦後ニューファミリー向けに売り出された〇LDKと呼ばれる「文化住宅」が量産されましたが、そこには神さまの居場所はありませんでした。私自身もそんなふうに結婚生活をはじめました。部屋には神棚がありませんでした。冷蔵庫の上の天井に「雲」と書いて神札を置いていました。
けれども夫の実家にも床の間に「天照大御神」の掛け軸がかかり2間の幅いっぱいにしつらえた大きな神棚がありました。そして毎日義母が柏手を打つ暮らしがあったのです。下の娘が2歳前に同居を始めたのですが、その子はいつも義母に張り付いて、仏壇へのお供えや神棚にお参りするのをマネて育ちました。
手を合わせる暮らし
毎日の暮らしに「手を合わせる」時間があるということ。
右手のひらと左手のひらを合わせることで、左右二者が一緒になります。
父性と母性が一緒に。
お天道様と大地が一緒に。
それは1歳児でも大人をマネてやることです。
小さい子、本当に大好きですよ。お仏壇や神さまに手を合わせること。
昔、おばあちゃんと一緒にいたころは普通にやっていた「手を合わせる暮らし」を日常にしませんか?
お部屋をいそのみやにしましょう。
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