南宮大社(岐阜県不破郡)517番目。
カナヤマヒコ一族の神社で、美濃国一宮。
ずっと以前から一度は参拝したいと狙っていました。
駐車場わきにあるこの看板の案内図を見ると、いまの絢爛豪華さと違って質素な造りに見えますね。配置は今もそれほど違わないようです。
大きな社票の左側にあるお社は、数立神社。518番目。
美濃国総社とされています。
手水舎の天井を見上げました。
鳥がカラフルに舞っています。
関ヶ原の合戦で社が焼失し、徳永家光が春日局や当地を地元とする竹中半平太の懇願により再興したそうです。
東照宮様式が残るのはそんな理由だといいます。
この鳥を見た時、ホツマツタヱに出てくるシーンを思い出しました。
美濃を開いたカナヤマヒコの孫息子アメワカヒコは、出雲で威勢を振るうオオナムチのタカマへの忠誠心を問いただすべく出雲に送り込まれるのですが、オオナムチの娘タカコと結婚し8年も帰ってきませんでした。結果として矢の打ち合いになりワカヒコは死んでしまいます。
嘆き悲しんだ国の親族が弔う時のこと。タカマを裏切った形になったことを憚って鳥の姿に変わり喪に服します。
ホツマツタヱ10あや
たらちねの はやちにかはね
ひきとりて もやおつくりて
かりもかり おくるかわかり
きさりもち にわとりはきし
すすめいい はとはものまさ
ささきみそ ときゆふまつり
からすつか やひやよいたみ
もおつとむ
祭神 金山彦命 (かなやまひこのみこと)
配神 彦火火出見命
見野命
カナヤマヒコの娘ウリフヒメナカコは、内宮に上がったセオリツヒメホノコに変わりアマテルカミの南のスケに入内しました。その当時すでに力を持ったカミでありました。
息子のアマクニタマは、娘のオクラヒメをワカヒメのもとに奉公させ、和歌の名手としてクシクモノフミを伝授され下照姫を受け継ぎました。
オクラヒメは、兄であるアメワカヒコの葬儀に駆け付けた、アチスキタカヒコネ(ワカヒコが出雲在住時からの盟友で、オオナムチの息子)が弔うためにやってきたときの美濃の人々の無礼に怒り喪屋を壊したとき、機転の利いた歌をよこしてその怒りを収めます。
ワカヒコを弔った所⇒喪山神社(岐阜県美濃市)
アチスキタカヒコネはアメワカヒコと瓜二つだったようです。
オクラヒメと結婚したアチスキタカヒコネによりカナヤマヒコの一族は後継ぎを絶えさせることを免れたのです。
摂社 隼人神社 522番目。
祭神 火闌降命(ほすそりのみこと)ご祭神の1柱であるホホデミの兄で「海幸彦」の元になっている神様ですよね?このお二人は色々いざこざがあったようですが、ここにはお二人ともいらっしゃる。
本殿背後には七王子神社があるようですね。
祭神 大山祇神、中山祇神、麓山祇神、䨄山祇神、正勝山祇神、高靇神、闇靇神
山の神様と水を司る龍神さんです。
さて、境内社を巡ります。
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