十和田神社(青森県)620番目
世界最大のカルデラ湖として有名な十和田湖。
まさか来ることになろうとは。しかもいつかは行きたいと思っていた田沢湖より早く。
十和田湖は、熊野神社と深い関係があるんです。だからかな。
ちょっと背中が見えてますが、この神社は狛犬が秀逸です。
しっぽが豊かです。渦巻きがたくさんあって、陰陽の働きをしています。
ここを通るときにゼロポイントになります。
拝殿のほうの狛犬さんもゴージャスですよ。普段狛犬さんに興味を示さないので、後でお友達の撮った写真を見せてもらって驚いたというわけです。
右のほうにちょこっと移っているやつですね。チン顔のかわいらしい狛犬です。
祭神 日本武尊
807年、征夷大将軍坂上田村麻呂が武神を祀り創建とあります。
「古くは熊野権現、十二社、青龍権現で知られ霊験あらたかな神として今日もあがめられている」としおりに記述があります。
もともとこの場所に住み着いていたのは龍の父を持つ八郎太郎というマタギでした。
友人のイワナを取って食ってしまったので父のごとくの八つの頭をもつ龍となり十和田湖を作って住み着いたのです。そこへやってきたのが、諸国を修業してまわり熊野で「草履が切れたところが終の棲家になる」というお告げを得た南祖坊という修行者でした。すると、この十和田湖畔で切れたために主である八郎太郎に九頭竜となって7日間の戦いを挑むことになりました。その結果、勝利した南祖坊が十和田の主となったということです。
九頭竜は五本の爪をもち、八大龍王よりも格上なのですね。
ちなみに八郎太郎は日本海側に逃げて八郎潟を作ったそうな。秋田のタツコに恋をして、美への業が深すぎてやがて龍になったタツコが作った田沢湖に住み着くようになり、八郎潟は干拓されていったという物語です。
ですから、もともとは南祖坊(九頭竜)が熊野権現をお祀りしたということではないでしょうか。
九頭竜のお話はホツマツタヱにもありますが、善知鳥神社にやってきた「コカシラのオロチ」で、別の存在かと思われますね。このオロチは当時津軽の守であったシマツウシに追われてついには戸隠神社に逃げた九頭竜でした。こちらのほうはソサノヲに恋い焦がれたハヤコです。ただ、南祖坊は全国を修業で廻ったということなので、サスラとなっていたハヤコとは旅好きでは似ていますけど。まあ、生まれ変わったのかもしれませんね。熊野つながりもあります。それにしても九頭竜は強かった
熊野神社。621番目。
流れから行くとご祭神はスサノオノミコトのようです。
稲荷神社。622番目。
そして、ちょっと躊躇してしまいそうな階段が・・・
何とか頑張ろう。
神社の階段は慣れているはずでしたが、3回ほど休みながら、ハーハーしながら上った先。
占場というのは、十和田湖を眺望する崖っぷちにあるようなのですが、今は通行止めだそうです。そりゃ恐ろしい鉄パイプの細い階段をよじ降りるんだそうですから、もし止められていなくてもギブアップだったかも。眺望はそれは素晴らしいそうなのですが。
と言いつつ、すべての荷物をリュックに入れ直して、短い鉄パイプの階段を上らなくては・・・
登った先にちょっとした祠が。623番目。
この先に降りていく大梯子が架かっていたようです。
とにかくそそくさと下に行こう。みんなからはぐれないように。
八幡宮。624番目。
青龍大権現。625番目。
さて、次は開運の小道・・・と道路案内にはありましたが、参拝所全図で見ると「垢取場」となっています。
本来はこちらから入って垢を落としてからお参りするのが筋ということですね。
その順序で。
風の神。626番目。
ご祭神はシナトヘでしょうか。
集合時間が近く、大混雑中。
火の神。627番目。
カグツチ?
山の神。628番目。
オオヤマツミ?
金の神。629番目。
カナヤマヒコ?
天ノ岩戸。630番目。
日の神。631番目。
この小道、祓いの小道です。
三往復したという人がいたほど気持ちのいいところです。
恵比寿神社。大黒神社。632番目。
向こうに浮かぶ島にお社が見えています。
かなりなパワースポットだそうで、九頭竜が「いるよ」の合図してくれることもあるみたいですね。
境内にいる間、涼やかな鳥の声が森に響き渡っていました。
講師もカラスが挨拶をしてくれたとかで。そういえば、大宮の氷川神社の御嶽社でのこと、カラスがすぐそばに降りてきてました。いつもありがとうです。
スサノヲさんにしてはちょっと甘い感じの光で歓迎してくださり感謝です。
ハヤコさんはここでスサノヲと会っているのかもしれません。
なんていいながら、講師はここで劔を一本入れてくださいってことでした。
うん。意志、入ったかな。
印がありました。
この夜は十和田湖国立公園認定80周年の記念花火が打ちあがっておりまして、涙が出るほど感動 ストーリーと音楽付きの花火を初めて見ました。ほんと、よかった。
さらに。
私の枕元には、福々しい布袋さまがいらっしゃってました。
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