前利神社(愛知県丹羽郡扶桑町)464~470

最終更新2016年4月19日
神社前利神社(愛知県丹羽郡扶桑町)464番目。
当社へは3月31日の14時ごろお参りしました。
ところがなんと・・・
朝日新聞ニュースより 
1日午前1時45分ごろ、愛知県扶桑町斎藤で、前利(さきと)神社の近くに住む人から「神社が明るくなっている」と119番があった。木造平屋建ての神社本殿約400平方メートルが全焼した。けが人はいなかった。犬山署が放火の可能性もあるとみて調べている。

なんてこと・・・ひどい!大・大・大ショックです。
全国的に神社仏閣の火災が相次いでいます。
日本が古代から伝え続けてきた精神や文化が燃えてしまったのです。
こういう障りに対して、手も足も出ないのでしょうか。悔しいです。
ちょうど春祭りの時節でもあり、氏子さんや神社を守り続けてこられた方々はさぞや悲しく悔しい思いをされていることでしょう。お察しします。
前利と書いてサキトと読みます。
前刀(サキト)連(丹羽臣)の祖神を祀ったお宮です。サキトから変化して「斎藤」さんになったらしい。


祭神 神八井耳命(かんやいみみのみこと)
神武天皇の第一皇子で、第2代綏靖天皇の同母兄です。後継争いで長兄が陰謀をたくらんだ事を知った弟二人が先手を打ったが、いざという時神八井耳命は怖気づいて果たせなかった時、弟が長兄を討ったので、恥じた神八井耳命は弟に帝位を薦めたと、記紀にあるそうです。
ホツマツタヱ31あやの描写はこうです。
むろのとお つきあけいれは
あにいかり ゆきおひいると
きらんとす やゐみこてあし
わななけは すめみこゆみや
ひきとりて ひとやおむねに
ふたやせに あててころしつ
おもむろお ここにおさめて
みこのかみ かんやゐはちて
うえなひぬ といちにすみて
いほのとみ みしりつひこと
なおかえて つねのおこなひ
かみのみち あにかまつりも
ねんころにこそ

この部分はほぼ記紀と同じようです。
由緒にはこうあります。
 この尾張一帯はかつて上古の時代丹羽臣が支配しておりましたがその始祖が神八井耳命
 とされております。斉藤を中心とした和田勝佐、山尻、江森、高屋、高木、山名、柏森
 を支配していた豪族の前刀連は丹羽臣の同族となっていたため前刀連の前方後円式古墳
 の上に神八井耳命を神祖として建てられた神社とされています。
 創建年代は不詳でありますが延喜式神名帳に記されており今から約1300年以前に建
 てられた古い神社であります。

前方後円墳の頂上に本殿が位置しているそうです。


八剱宮。465番目。


齋之宮。466番目。


福之宮。467番目。


豊受社。468番目。


秋葉社。469番目。


津島社。470番目。


津島社の前にある、竹の鳥居のようなこれは何でしょうね?


立派なお社です。
現在のものは昭和10年に新築されてようなので、築後80年が経ちます。
もう、この画像と同じ社殿が見られないと思うとさみしいです。
このお社が全焼したのは4月1日未明。
その13日後、阿蘇神社が熊本地震で全壊しました。
神武天皇が天皇になる以前、九州に居ました。そこに残留した一族が祀られる神社です。
前利神社のご祭神は神武天皇の第一皇子なのですから、濃い親せき筋になります。
妙な符合は意味深です。

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